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はじめに
小規模事業者にとって、事業拡大や業務効率化の大きな後押しとなる「持続化補助金」。2025年度も「一般型 第18回」と「創業型 第2回」の公募が公開され、次回の締切に向けた準備が本格化しています。この記事では、最新スケジュールや補助内容、注意点をわかりやすく解説し、どちらを活用すべきか迷っている方に向けた選び方のポイントもご紹介します。
1. 持続化補助金<一般型 第18回>とは?
公募スケジュール(2025年版)
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公募要領公開:2025年6月30日(月)
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申請受付開始:2025年10月3日(金)
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申請締切日:2025年11月28日(金)17:00
補助金額と補助率
区分 | 補助率 | 補助上限額 |
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通常枠 | 2/3 | 最大50万円 |
インボイス特例 | 2/3 | 最大100万円(50万円上乗せ) |
賃上げ特例 | 2/3(赤字企業は3/4) | 最大200万円(150万円上乗せ) |
両特例適用 | 同上 | 最大250万円 |
対象事業と経費
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対象者:日本国内の小規模事業者
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対象経費:機械装置費、広報費、ウェブ制作費、展示会費、旅費、新商品開発費、借料、委託費など
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特徴:すでに事業を営む小規模事業者が対象で、商工会・商工会議所の支援を受けながら申請する必要があります小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠> 第…。
2. 持続化補助金<創業型 第2回>とは?
公募スケジュール(2025年版)
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公募要領公開:2025年6月30日(月)
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申請受付開始:2025年10月3日(金)
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申請締切日:2025年11月28日(金)
補助金額と補助率
補助率 | 補助上限額 |
---|---|
2/3 | 最大200万円(特例適用で250万円まで) |
対象と要件
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対象者:創業後3年以内の小規模事業者(法人・個人事業主)
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要件:
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「特定創業支援等事業」を受けた証明書が必要
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公募締切時点から開業日が3年以内であること0630持続化補助金<創業型>。
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3. 一般型と創業型の違いと選び方
比較項目 | 一般型 | 創業型 |
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対象者 | 小規模事業者(開業済) | 創業3年以内の小規模事業者 |
補助上限 | 最大250万円 | 最大250万円 |
特例 | インボイス・賃金引上げ | 特定創業支援の証明書で加点 |
申請の難易度 | 比較的柔軟 | 証明書が必要な分、事前準備が重要 |
創業して3年未満の方は原則「創業型」ですが、「インボイス発行事業者」であれば、一般型でも特例が活用できる可能性があるため、戦略的に比較検討する価値があります。
4. 注意点と事前準備のポイント
申請時に必要な準備事項
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GビズIDプライムの取得
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商工会・商工会議所への相談と「事業支援計画書(様式4)」の取得
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経営計画書(様式2)と補助事業計画書(様式3)の作成
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見積書などの経費根拠資料の準備
採択を目指すための工夫
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具体的な販路開拓の計画を提示
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他社との差別化や創意工夫を記載
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定量目標(売上・顧客数等)を明記
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創業型では支援機関の証明書を確実に取得
5. まとめ:次回公募を見据えた行動を今から!
次回の持続化補助金(一般型・創業型)は、2025年11月28日が締切です。今からGビズIDの取得、商工会議所への相談、計画書の作成に取り組むことで、余裕を持った申請が可能です。採択率を高めるためには、独自性・具体性・実現性の3点を軸にした計画書作成がカギを握ります。
補助金は「もらえる」制度ではなく、「通す」ための準備が重要です。申請前に必ず専門家にチェックしてもらうことをおすすめします。
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