【2025年版】IT導入補助金「セキュリティ対策推進枠」の全解説|補助率・申請方法・注意点

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1. 2025年IT導入補助金「セキュリティ対策推進枠」とは?

IT導入補助金の「セキュリティ対策推進枠」は、中小企業のサイバーセキュリティ対策を強化するための支援制度です。情報漏洩やサイバー攻撃リスクの低減を目的に、IPA(情報処理推進機構)が認定する「サイバーセキュリティお助け隊サービス」の導入を支援します。

1.1 目的

  • サイバー攻撃対策の強化
  • 情報セキュリティリスクの低減
  • 中小企業の事業継続計画(BCP)の支援

1.2 申請対象者

以下の要件を満たす中小企業・小規模事業者が対象です:

  • 日本国内で法人登記済み(法人番号が登録されている)
  • IT導入補助金の要件を満たし、SECURITY ACTION(IPAが推進する情報セキュリティ対策の自己宣言)を取得済み
  • GビズIDプライムを取得していること

2. 補助対象経費と補助率

2.1 補助対象となるITツール

IPAが認定する「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載されたサービスが対象です【28】。

2.2 補助額と補助率

項目 補助上限額 補助率
サイバーセキュリティ対策ツール 150万円 1/2(小規模事業者は2/3)
サービス利用料(最大2年分) 150万円 1/2(小規模事業者は2/3)

3. 申請プロセス

3.1 申請の流れ

  1. IT導入支援事業者を選定
  2. ITツールの商談・見積取得
  3. GビズIDプライムの取得
  4. SECURITY ACTIONの取得
  5. 申請マイページの開設
  6. 事務局へ交付申請
  7. 審査・交付決定
  8. ITツールの導入・支払い
  9. 実績報告・補助金の確定

申請期間:2025年3月31日から受付開始


4. 審査基準と加点項目

4.1 主な審査ポイント

  • 企業のサイバーセキュリティ対策の必要性
  • ITツール導入計画の妥当性
  • サイバー攻撃対策の具体性
  • IPA認定の「サイバーセキュリティお助け隊サービス」の適用範囲

4.2 加点項目

  1. SECURITY ACTION二つ星の取得
  2. 最低賃金+30円以上の賃上げ計画
  3. 健康経営優良法人の認定
  4. IT戦略ナビwithの活用
  5. 女性活躍推進法の「えるぼし」認定
  6. 育児・介護に関する「くるみん」認定

賃金引き上げ+50円の場合、さらに加点あり。


5. 申請時の注意点

5.1 不適格となるケース

  • 過去のIT導入補助金(セキュリティ対策推進枠)で交付決定を受けた企業
  • 他の補助金と内容が重複する事業
  • 法人登記が未完了の事業者
  • GビズIDプライム未取得の事業者
  • SECURITY ACTIONの未取得

5.2 不正・減点対象となるケース

  • SECURITY ACTIONの取得を偽る
  • 導入したITツールを実際に使用していない
  • 補助対象経費の不正請求

6. まとめ

2025年のIT導入補助金「セキュリティ対策推進枠」は、最大150万円、補助率2/3と手厚い支援が受けられます。申請にはIT導入支援事業者との連携、事業計画の明確化、適格なITツールの選定が必須です。

▼ 申請成功のポイント

GビズIDプライムとSECURITY ACTIONの取得を事前に済ませる
IPA認定の「サイバーセキュリティお助け隊サービス」から適切なツールを選ぶ
加点項目(賃金引上げ・健康経営)を活用して採択率を向上させる

適切に準備を進め、IT導入を活用した企業の安全性向上を実現しましょう!


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