事業承継やM&A、企業評価を検討する際に、「EBITDA」「EV(企業価値)」「株式価値」などの財務指標が頻出しますが、その意味や関係性を理解しておくことは重要です。これらの指標は企業の評価において軸となり、正確な価値を算出するために使われるものです。特に、EBITDAは事業の収益力を示し、EVは市場での企業価値の判断に不可欠です。この記事では、EBITDA、EV、株式価値、企業価値の定義と算出方法、そしてそれらがどのように関連しているのかについて詳しく解説します。
Contents
1. EBITDA(営業利益+減価償却費)とは?
EBITDA(Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation, and Amortization)は、利息・税金・減価償却費・償却前の利益を表し、企業の営業キャッシュフローの一つの指標として使われます。EBITDAは、事業そのものがどれだけキャッシュを生み出しているかを示すため、他社との収益力の比較に適しています。
算出式: