Contents
- 1 ✔ 不担保期間(待機期間)
- 2 ■ 1. 不担保期間(待機期間)とは?
- 3 ■ 2. なぜ不担保期間があるのか?
- 4 「保険の公平性」を保つため
- 5 ■ 3. 不担保期間が設定されている代表的な保険と期間
- 6 ■ 4. 不担保期間中に病気が見つかったらどうなるのか?
- 7 ■ 5. よくある誤解(経営者がやりがちな保険の落とし穴)
- 8 ■ 6. 不担保期間が経営者に与える影響
- 9 ■ 7. 不担保期間に注意しないと損をするケース
- 10 ■ 8. 不担保期間を理解した「正しい保険の入り方」
- 11 ■ 9. まとめ:不担保期間を知らなければ保険は“ただの紙”になる
- 12 ✔ 不担保期間とは加入後すぐは保障されない期間
- 13 ✔ がん保険は一般的に90日
- 14 ✔ 経営者は健康診断の前に加入すべき
- 15 ✔ 待機期間中の発病は給付金ゼロ
- 16 ✔ 就業不能・認知症保険は特にチェックが必要
- 17 ✔ 保険制度の仕組みを正しく理解すれば損を防げる
──経営者が知らずに損をする“保障が効かない期間”の正体と、正しい見極め方
あなたが今加入している保険、あるいはこれから加入を検討している保険には必ず
「保障が始まらない期間」 が存在するのをご存じでしょうか。
それが、
✔ 不担保期間(待機期間)
です。
- がん保険
- 女性疾病特約
- 介護保険
- 収入保障保険
- 認知症保険
- 就業不能保険
など、多くの保険で設定されています。
ところが、経営者でも この仕組みを正確に理解している人は非常に少ない のが現状です。
不担保期間を知らないまま加入すると、
いざというときに給付金が受け取れない、ということが本当に起こります。
この記事では、
保険の「不担保期間」を経営者が知っておくべき理由、
保険ごとの違い、注意点、正しい対策を詳しく解説します。
■ 1. 不担保期間(待機期間)とは?
保険に加入してから実際に保障が始まるまでの期間で、
この期間中に発生した病気・けがは 給付対象外 となります。
例:
がん保険の待機期間 → 90日
加入して30日後にがんが見つかった場合
→ 給付金は受け取れない
つまり、加入したその日から“安心”とは限らないのです。
■ 2. なぜ不担保期間があるのか?
理由は単純で、
「保険の公平性」を保つため
です。
不担保期間がないと、
- 症状が出て病院に行った
- がんの疑いがある
- 手術が必要と言われた
という“既にリスクが顕在化した人”が
急いで保険に加入することになります。
そうすると、保険会社は
給付金の支払いが急増し、制度が破綻してしまいます。
不担保期間は、そのリスクを避けるために設けられています。
■ 3. 不担保期間が設定されている代表的な保険と期間
以下は2026年時点の一般的な例です。
(会社により差があります)
◆ ① がん保険(90日)
最も典型的。
- 加入から90日以内に診断されたがん
→ 給付金対象外
★ 経営者が最も誤解しがちなポイント
「加入した翌月の健康診断でがんが見つかった」
→ 給付されない可能性が高い
健康診断のタイミングには要注意です。
◆ ② 就業不能保険(90日〜2年)
精神疾患などを対象にする場合、
待機期間は長期に設定されることもあります。
◆ ③ 収入保障保険(90日〜2年)
働けなくなった場合の給付金のため、
短期の体調不良を保険対象にしない仕組みです。
◆ ④ 認知症保険(90日〜1年)
認知症は発症プロセスが長いため、
早期発見時の加入を避ける目的があります。
◆ ⑤ 介護保険(90日〜2年)
要介護状態の原因が加入前・待機期間中の場合、給付対象外。
◆ ⑥ 医療保険の一部(特定の特約で90日)
女性疾病特約などで待機期間が設けられる場合があります。
■ 4. 不担保期間中に病気が見つかったらどうなるのか?
✔ 給付金は受け取れない
最も重要な点です。
たとえ加入後であっても、
不担保期間中に発病・診断された場合は、
- 医療保険 → 手術・入院給付金が出ない
- がん保険 → 診断給付金が出ない
- 就業不能保険 → 給付開始不可
- 介護保険 → 要介護一時金が出ない
など、全て補償対象外。
経営者にとって非常に大きなリスクです。
■ 5. よくある誤解(経営者がやりがちな保険の落とし穴)
❌ 誤解①:「加入したらすぐ保障開始」と思っている
→ がん保険などは90日間は保障外。
❌ 誤解②:「健康診断の後に加入すれば安心」
→ 診断結果を確認した後の加入は、がんの“疑い”とされる可能性がある。
❌ 誤解③:加入後すぐに不安になり病院へ
→ 症状のきっかけが加入前と認定され、給付不可に。
❌ 誤解④:保険の説明を聞かず加入
→ 不担保期間は営業担当者でも十分説明しないことがある。
不担保期間の理解不足が原因で
給付金が受け取れないというトラブルは非常に多いです。
■ 6. 不担保期間が経営者に与える影響
経営者の場合、不担保期間の影響は一般の人より大きいです。
◆ ① 健康診断のタイミングに左右される
加入直後に健康診断を受けた結果、
病気が見つかった場合、給付を受けられない可能性が高い。
◆ ② 後継者問題に直結する
重大疾病が判明しても、保険金が出ない
→ 経営体制に影響
→ 事業承継が進まない
◆ ③ 高額療養費制度だけでは足りない治療費が出る
特にがん治療は実費で数十万円かかることも。
経営者にとって、
不担保期間を知らずに保険を契約することは
“会社の財務リスク” にもつながります。
■ 7. 不担保期間に注意しないと損をするケース
ケース①:がん保険に加入して3週間後にがんが発覚
→ 診断給付金0円
→ 治療費の自己負担が大きい
ケース②:就業不能保険加入後にうつ病を発症
→ 待機期間内なら給付開始されない
→ 長期休業による収入不安定
ケース③:認知症保険加入後、物忘れの症状が出る
→ 加入前からの症状と判断される可能性あり
→ 給付不可
■ 8. 不担保期間を理解した「正しい保険の入り方」
経営者向けの結論です。
✔ ① 健康診断の前に保険を準備
診断結果を見てから加入するのはリスクが高い。
✔ ② がん保険は早めに加入(最低90日前)
健康診断がある年度初めは特に注意。
✔ ③ 就業不能・介護・認知症保険は早期加入
発症の予兆があると加入自体が難しくなる。
✔ ④ 不担保期間を必ず確認
保険証券または約款で確認すること。
✔ ⑤ 不担保期間のない保険(医療保険)との組み合わせ
医療保険には待機期間がないものが多い。
がん保険とセット加入が合理的。
■ 9. まとめ:不担保期間を知らなければ保険は“ただの紙”になる
最後に結論を整理します。
✔ 不担保期間とは加入後すぐは保障されない期間
✔ がん保険は一般的に90日
✔ 経営者は健康診断の前に加入すべき
✔ 待機期間中の発病は給付金ゼロ
✔ 就業不能・認知症保険は特にチェックが必要
✔ 保険制度の仕組みを正しく理解すれば損を防げる
不担保期間を知らずに保険に加入すると
「いざというときに給付金が1円も出ない」
という最悪の事態が起こり得ます。
経営者であれば、これは
経営リスクにも直結する重大な問題 です。
逆に、不担保期間を理解し、
戦略的に保険を組み立てることで、
自分と会社の財務を強固にすることができます。