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2025年 IT導入補助金 インボイス枠(電子取引類型)の概要
IT導入補助金2025のインボイス枠(電子取引類型)は、インボイス制度に対応した受発注機能を持つITツールの導入を支援する制度です。特に中小企業と取引を行う事業者(大企業含む)が対象となり、受注側の中小企業へ無償でアカウントを提供できるクラウド型ソフトウェアが補助対象になります。
対象者
- 日本国内で法人登記され、事業を営む法人・個人事業主
- 中小企業・小規模事業者と取引関係にある企業(大企業も可)
- 取引関係において、発注側がITツールを導入し、受注側に無償アカウントを提供することが要件
補助対象経費
- インボイス制度対応の受発注機能を持つクラウド型ソフトウェアの導入費
- 受注側アカウントの発行が可能な契約(上限数の設定が必要)
補助額・補助率
- 補助率:対象経費の1/2
- 補助上限額:最大350万円
- リース契約は補助対象外
申請要件
- 「GビズIDプライム」の取得が必須
- 「SECURITY ACTION(情報セキュリティ対策の自己宣言)」の実施(★1つ星または★2つ星)
- IT導入補助金2025において「IT導入支援事業者」に登録されている企業は申請不可
申請プロセスと注意点
1. 交付申請の期間
- 2025年3月31日から受付開始(終了時期は別途案内)
- 複数回の締切が設定され、各回ごとに審査・交付決定
2. 申請時の必要書類
法人の場合:
- 履歴事項全部証明書(発行から3ヶ月以内)
- 法人税の納税証明書(「その1」または「その2」)
- 取引先アカウント一覧(事務局指定フォーマット)
個人事業主の場合:
- 住民票(発行から3ヶ月以内)
- 所得税の納税証明書(「その1」または「その2」)
- 確定申告書(税務署の受領印または電子申請証明付き)
3. 審査・加点要素
- インボイス制度に完全対応したITツールの導入は加点対象
- 受注側アカウントの無償提供数が多いと加点される可能性あり
- 過去のIT導入補助金で採択された場合、一部減点の可能性
活用のポイントと注意点
✅ 成功のポイント
- 申請前に「GビズIDプライム」の取得を済ませる
- 受注側アカウントの数を明確にし、契約書に明記
- 「SECURITY ACTION」の登録を早めに行う
⚠️ 注意点
- 他の国の補助金との併用不可(事業内容が重複しない場合のみ可)
- 一度提出した申請内容は修正不可(不備訂正対応のみ)
- IT導入支援事業者が補助事業者として申請することは不可
まとめ
2025年のIT導入補助金インボイス枠(電子取引類型)は、インボイス制度対応のDX化を進める企業にとって非常に有利な制度です。申請要件や注意点を事前に把握し、スムーズな申請と活用を目指しましょう!