先日2020年6月12日の、第二次補正予算が成立しました。
その中には、「家賃支援給付金」や「持続化給付金」の拡充に加え、
個人フリーランスも含めた「文化学術関係者」向けの支援策も打ち出されました。
こちらではその概要をご紹介します。
解説動画もありますのでこちらも参考に
Contents
文化芸術活動への総合緊急支援パッケージ
目的
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、舞台芸術等の活動自粛を余儀なくされた文化芸術関係団体においては、今 後、一層の感染対策を行いつつ、活動の再開に向けた準備を進める必要がある。そのため、文化芸術関係者・団体に対し て、直面する課題を克服し、活動の継続に向けた積極的取組等に必要な経費を支援し、文化芸術の振興を図る。
支 援 策 の 概 要
(1)標準的な取組を行うフリーランス等向け(活動継続・技能向上等支援A-①)
・ 簡易な手続き・審査により、活動費を支援(20万円程度)
・ プロのフリーランスの実演家・技術スタッフ等の以下の取組などを支援 練習のための稽古場の確保、技能向上のための研修資料等の購入、調査・制作準備 等
(2)より積極的な取組を行うフリーランス等向け(活動継続・技能向上等支援A-②)
・(1)の取組に加え、動画収録・配信による活動の発信等、発展的取組を追加して行うことで150万円まで応募可能
(3)小規模団体向け(活動継続・技能向上等支援B)
・ 活動費を支援 (150万円まで。複数のフリーランス等が連携して取り組む共同事業も応募可能<1,500万円まで【10者の場合】>)
・ 小規模団体の以下の取組などを支援 コロナ感染症対応の新たな公演・制作の企画 等(動画等による公演等の収録・配信、広報コンテンツの作成、 感染症防止に対応した集団練習の実施等)
(4)中・大規模団体向け(収益力強化事業) ※ 小規模団体も応募可。
・ 150~2,500万円程度の事業を支援
・ 中・大規模団体の以下の取組などを支援 コロナ後を見据えた新たな市場開拓・事業構造改革の取組 等(動画等の取組の他、舞台裏ツアー
・役者との交流などの 体験コンテンツ(VRの活用を含む)の開発、教育用独自演目の開発(これらの取組に係る準備を含む)等)
所感
文化芸術という仕事は、人に夢や希望を与える仕事ですが、このコロナによる自粛で、活動ができない、練習もできない、といった問題が多数浮上していることに加え、
動画などでの発信を前以上に求められるようにもなったということもあります。
このような制度を活用し、今までとは違ったやり方で、対応をしていくのはとても大事ですね。
個人でも使える、ということですから、多くの演者の方々にとっても素晴らしい制度だなと思いますね。