【2025年版】IT導入補助金「インボイス対応類型」の全解説|補助率・申請方法・注意点

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1. 2025年IT導入補助金「インボイス対応類型」とは?

2025年のIT導入補助金「インボイス対応類型」は、インボイス制度の適用に伴い、会計・受発注・決済機能を備えたITツールの導入を支援する制度です。通常枠より補助率が高く、最大4/5まで補助されるのが特徴です。

1.1 目的

  • インボイス制度へのスムーズな移行を支援
  • ITツール導入による中小企業の生産性向上

1.2 申請対象者

以下の条件を満たす中小企業・小規模事業者が対象です。

  • 日本国内で法人登記または事業登録されている
  • インボイス制度に対応するITツールを導入する
  • 労働基準法上の最低賃金を満たしている
  • 「GビズIDプライム」を取得済みである
  • 「SECURITY ACTION」の一つ星または二つ星を宣言済み

2. 補助対象経費と補助率

2.1 補助対象となるITツール

会計・受発注・決済のいずれかの機能を持つソフトウェア、およびそれに付随するオプション・役務・ハードウェアが補助対象【19】。

2.2 補助額と補助率

項目 補助上限額 補助率
ソフトウェア(1機能のみ) 50万円 3/4(小規模事業者は4/5)
ソフトウェア(2機能以上) 350万円 50万円以下部分:3/4(小規模事業者は4/5)、50万円超部分:2/3
PC・タブレット等 10万円 1/2
レジ・券売機 20万円 1/2

※クラウド利用料は最大2年分補助対象。


3. 申請プロセス

3.1 申請の流れ

  1. IT導入支援事業者を選定
  2. ITツールの商談・見積取得
  3. GビズIDプライムの取得
  4. 申請マイページの開設
  5. 事業計画・交付申請の作成
  6. 事務局へ交付申請
  7. 審査・交付決定
  8. ITツールの導入・支払い
  9. 実績報告・補助金の確定

申請期間:2025年3月31日から随時受付(終了時期未定)


4. 審査基準と加点項目

4.1 主な審査ポイント

  • インボイス対応に加え、生産性向上につながるITツールか
  • 経営課題を理解し、改善につながる事業計画か
  • 国の推進するセキュリティサービスを選定しているか。

4.2 加点項目

  1. 地域未来投資促進法の承認を受けた事業計画
  2. 地域未来牽引企業としての認定
  3. サイバーセキュリティお助け隊サービスの導入
  4. 事業場内最低賃金の引き上げ(+30円以上)
  5. IT戦略ナビwithの活用
  6. 健康経営優良法人の認定
  7. えるぼし・くるみん認定を受けている企業

賃金引き上げ+50円の場合、さらに加点あり。


5. 申請時の注意点

5.1 不適格となるケース

  • 過去のIT導入補助金で交付決定を受けた企業(減点対象)
  • 他の補助金と内容が重複する事業
  • リース契約のITツール(補助対象外)
  • 法人番号が登録されていない事業者
  • GビズIDプライム未取得の事業者

5.2 不正・減点対象となるケース

  • ITツール導入後の報告を怠る
  • 実際に導入していないITツールで申請
  • 補助対象経費の二重計上。

6. まとめ

2025年のIT導入補助金「インボイス対応類型」は、最大350万円、補助率4/5と手厚い支援が受けられます。申請にはIT導入支援事業者との連携、事業計画の明確化、適格なITツールの選定が必須です。

▼ 申請成功のポイント

GビズIDプライムとSECURITY ACTIONの取得を事前に済ませる
会計・受発注・決済の2機能以上を持つソフトウェアを導入し、補助額の最大化を狙う
加点項目(賃金引上げ・セキュリティ対応)を活用して採択率を向上させる

適切に準備を進め、IT導入を活用した業務効率化を実現しましょう!


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